[コーティング] (Coating)
コーティング オプションは、[面のプロパティ] (Surface Properties) ウィンドウの [コーティング] (Coating) セクションで設定します。レンズ データ エディタの上部の [面のプロパティ] (Surface Properties) バーで下矢印をクリックすると、面のプロパティが表示されます。

[コーティング] (Coating) セクションでは、面に適用する光学コーティングを選択できます。コーティングの定義については、「コーティングの定義」および「コーティングの最適化」を参照してください。
このセクションでは、基盤となるコーティングの定義を変更することなく、特定の面に適用される定義されたコーティングの層の厚み、屈折率、吸光率を個別に変更する追加機能がサポートされています。個々の層の厚みは、コーティング乗数 (無次元パラメータ) によってスケーリングされます。屈折率と吸光率の係数は、無次元の値によってオフセットされます。屈折率のオフセットはすべての波長で均一に適用されます。オフセット内の分散はサポートされていません。複数の面に同じコーティングが適用されている場合でも、これらのパラメータはそれぞれの層とそれぞれの面に対して一意です。暗号化したコーティングは、この機能をサポートしていません。
コーティングの設定 :
[層の乗数を使用] (Use Layer Multipliers) チェックしないと、この面に対してすべてのコーティング層の乗数が無効になります。コーティングの厚みは、コーティング データ ファイルによって定義されます。チェックすると、コーティング乗数が考慮されます。
[層] (Layer) コーティング乗数を編集またはレビューする特定の層を選択します。
[乗数] (Multiplier) 選択した層の無次元の乗数。
[ステータス] (Status) 乗数は固定値、最適化のための変数、前の層からピックアップされた値のいずれかになります。
[屈折率のオフセット] (Index Offset) 選択した層のコーティング屈折率の実数部分の無次元のオフセット。
[屈折率のステータス] (Index Status) 屈折率のオフセットは固定値、最適化のための変数、前の層からピックアップされた値のいずれかになります。
[吸光率のオフセット] (Extinction Offset) 選択した層のコーティング屈折率の虚数部分の無次元のオフセット。
[吸光率のステータス] (Extinction Status) 吸光率は固定値、最適化のための変数、前の層からピックアップされた値のいずれかになります。
横に表示されるボタンを使用すると、すべての乗数とオフセットを固定値または変数にすばやく設定したり、変動のないデフォルト値にリセットしたりできます。
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