パラメータ ソルブ



[ピックアップ] (Pickup)

パラメータのピックアップ ソルブは、他の面および列からのスケーリングされたオフセット値をターゲット面のパラメータとして使用します。ピックアップ パラメータは、P’ = O + S * V という式で求められます。ここで V は光源データの値、S は倍率、O はオフセットです。「ソルブの制限」も参照してください。ZPL マクロからピックアップ ソルブを設定する方法については、「列番号の整数コード」を参照してください。

[主光線] (Chief Ray)

主光線ソルブは座標ブレーク面のみの、最初の 4 つのパラメータに対してのみ機能します。X 方向のディセンタまたは Y 方向のディセンタのパラメータにソルブを配置すると、選択した視野位置を出発した選択した波長 (主波長にはゼロを使用) の実際の主光線が、それぞれ座標ブレーク面の x 座標または y 座標がゼロの位置に配置されるように、ディセンタが設定されます。X および Y ティルト パラメータに設定すると、射出する主光線の角度がそれぞれ y および x 方向にゼロになるように、ティルト角が調整されます。座標ブレーク面の順番フラグにより、パラメータの適用順序が決定されるので、解は一意でない可能性があります。出力主光線の座標は、[光線追跡データ] (Ray Trace Data) ウィンドウ ([解析] (Analysis) タブの [像質] (Image Quality) セクションの [光線とスポット] (Rays and Spots) ボタンで開く) に表示されるので、ソルブが正しく機能しているかどうか検証することをお勧めします。このソルブが配置されている面の後に絞り面があり、レイ エイミングがオン (「[レイ エイミング] (Ray Aiming)」を参照) になっている場合、このソルブは使用できません。

時として、結果の値がもたらす出力主光線の角度または座標が小さくはあるが、ゼロでないことがあります。これは、1 つのマトリックス回転のセットにおいて、非直交の回転が任意の回転を常に完全に「元に戻せる」わけではないからです。この問題には、以下の 2 つの解決策があります。

1) 「順番」フラグを 1 から 0、または 0 から 1 に変更して光学系を更新し、どちらの座標変換セットの方がうまく機能するか試してみます。

2) 同一の主光線ソルブを含む隣接する 2 つの座標ブレーク面を使用します。これは、座標ブレーク面全体をコピーして貼り付けることで簡単に実行できます。通常、2 番目の座標ブレークにより、主光線が目的のゼロ座標または角度に何桁倍近づきます。

[ZPL マクロ] (ZPL Macro)

ZPL マクロ ソルブの詳細については、「ZPL マクロ ソルブの使用」を参照してください。

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