最適化の目標

[公称性能の最適化] (Best Nominal Performance) 公差に対する感度を考慮せずに、可能な最高の公称設計を目指して光学系を最適化します。

[重み] (Weight) HYLD オペランドによる総合的な効果に対して、他の評価関数オペランドを基準とした重みを設定します。HYLD の重みにごく小さい値を指定すると、最高の公称性能が得られます。HYLD オペランドの重みをきわめて大きくすると、最適化機能によって、光が合焦しない設計が生成される傾向が強くなります。すべての面に対して光が垂直に交差する傾向になるからです。最適な重みは、想定している公差の厳しさ、目標とする製造歩留まり、使用する公称評価関数の種類、光学系固有の特性など、複数の要因で決まります。

参考文献 :

[1] Kenneth E. Moore, "Optimization for as-built performance," Proc.SPIE 10925, Photonic Instrumentation Engineering VI, 1092502 (4 March 2019);

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