[最適化ウィザード] (Optimization Wizard)


[最適化ウィザード] (Optimization Wizard) は、[最適化] (Optimize) タブの [自動最適化] (Automatic Optimization) を選択するか、メリット ファンクション エディタのデータの上に表示されている [ウィザードとオペランド] (Wizards and Operands) バーを拡張することで使用できます。[最適化ウィザード] (Optimization Wizard) では、評価関数タイプおよび相対光線数を選択できるダイアログ ボックスが表示されます。

評価関数とは、指定した目標設定を光学系でどの程度実現できるかを示す数値です。OpticStudio では、光学系に対するさまざまなコンストレインツや目標を個別に示すオペランドの一覧を使用します。オペランドは、像質、焦点距離、倍率などの数多くの目標を表します。
この一覧に記述されたオペランドごとに実際の値とターゲット値との差を二乗し、すべてのオペランドで加算して、その値に重み付けを適用します。評価関数は、この値の平方根に比例します。評価関数はこのように定義されていることから、その値がゼロになることが理想的です。最適化アルゴリズムでは、評価関数の値を可能な限り小さくしようとするので、光学系で目的とする性能を評価関数で適切に表現する必要があります。
いくつかの種類の評価関数が用意されています。デフォルトの評価関数は、最適化の種類、最適化の基準、最適化の基準点、積分方法の 4 種類の選択項目を使用して作成されます。これらの選択項目について以下で説明します。
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