[共役面の指定] (Make Conjugate)



任意の 2 つの共役面間の結像をモデル化する部分光学系を、新しいコンフィグレーションとして作成します。  設計に含まれる任意の 2 つの面間で光学系の性能を評価または最適化するときに便利な機能です。



このツールは、任意の 2 つの共役面間の結像をモデル化する部分光学系を、新しいコンフィグレーションとして作成します。物体面と像面に限らず、任意の 2 つの面間で光学系の性能を評価または最適化するときに便利な機能です。部分光学系は、基準コンフィグレーションに定義された物体、絞り、像の面番号によって定義します。マルチコンフィグレーション データが存在しない場合は、公称コンフィグレーションとサブセット コンフィグレーションの 2 つが作成されます。マルチコンフィグレーション データが既に存在している場合は、それらのいずれかまたはすべてを基準コンフィグレーションとして使用できます。基準コンフィグレーションを 1 つ選択すると、新規コンフィグレーションが 1 つ追加されます。すべてのコンフィグレーションを選択した場合、既存のコンフィグレーションごとにサブセット コンフィグレーションが 1 つ作成されるので、コンフィグレーションは 2 倍に増加します。

必要なマルチコンフィグレーション オペランドを追加して、システム アパチャー タイプ、サイズ、絞り位置、視野データ、厚み、曲率、非球面データなどのデータを適宜変更することによって、サブセット コンフィグレーションが作成されます。面を無視する機能 (「[この面を無視] (Ignore This Surface)」参照) を使用して、部分光学系に関連しない面を除外します。この機能では、部分光学系の構築方法に関して以下を前提としています。

システム アパチャーが [絞り面半径による定義] (Float by stop size) に設定され、基準コンフィグレーションでその面に現在指定されている半径が、新しい絞りの半径として設定されていること。

視野タイプが [物体高] (Object Height) に設定され、基準コンフィグレーションで指定されたオブジェクト面上で主波長主光線が占める座標が、視野点の位置として設定されていること。

基準コンフィグレーション内の元の物体面と像面の位置が、マルチコンフィグレーション オペランドによって制御され、部分光学系の物体面と像面が適切な形状を取れるようにしてあること。このため、現状では元の光学系および部分光学系の物体面と像面は、すべて [標準面] (Standard Surface) タイプとする必要があります。

これらの前提が当てはまらないケースもあります。得られた部分共役光学系は、慎重に妥当性を検証してください。

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