[熱解析の設定] (Make Thermal)

温度を変えた複数の設計コンフィグレーションを設定して、性能の熱による変動を解析できるようにします。

設定 :
このツールは、マルチコンフィグレーションの熱解析を設定する際に必要となる大量の面倒な作業を処理するために使用します。コンフィグレーション数、最低温度、最高温度を設定するダイアログ ボックスが表示されます。また、既存のマルチコンフィグレーション データを削除するか残すかを選択したり、データを面で並べ替える (デフォルトはオペランドで並べ替え) オプションもあります。OpticStudio の熱解析の動作原理をしっかりと読んで理解してください。詳細については、「光学系の熱解析」および「熱解析の制限」を参照してください。
[既存のコンフィグレーション データを削除] (Delete existing configuration data) のオプションを選択した場合、現在の温度と気圧における公称コンフィグレーションが 1 つ作成されます。その後、指定した温度範囲をカバーできるように他のコンフィグレーションが定義されます。3 つのコンフィグレーションを要求した場合、公称コンフィグレーション (コンフィグレーション 1) と、指定の温度範囲内に等間隔に温度を設定された 3 つのコンフィグレーションの合計 4 つのコンフィグレーションが作成されます。大気圧は、公称コンフィグレーションの気圧に等しいものとします。
[既存のコンフィグレーションを公称として使用] (Use existing n configurations as nominal) のオプションを選択した場合、既存の MCE データを使用して公称コンフィグレーションを作成します。このツールは、熱モデル作成に一般的に必要とされる他のデータ (ガラスの曲率、クリア半径または半径、パラメータ、追加データ値など) に対応する新しいオペランドを自動的に追加します。このモードでのコンフィグレーションの総数は、公称コンフィグレーション数に新規コンフィグレーションを乗じた値に元の公称コンフィグレーション数を足した値になります。
温度の影響を受ける曲率半径、厚み、ガラス、クリア半径または半径、パラメータ、追加データの各値に対して、適切なオペランドが TCE ピックアップ ソルブとともに挿入されます。重要なパラメータの漏れがないか、この自動熱解析設定ツールによる設定結果を入念に確認することを推奨します。
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