GETMTFUSER1D

ホイヘンス PSF のテキスト ファイルからタンジェンシャルとサジタル方向の MTF データを計算し、ベクトル配列 (VEC1、VEC2、VEC3、VEC4) のいずれか 1 つに格納します。

構文 :

GETMTFUSER1D wave, pupil_samp, idelta, PSFFile$, vector

説明 :

wave は計算に使用する波長番号に対応する整数です。ゼロの値は、多色計算を示します。pupil_samp は、1 (32 × 32)、2 (64 × 64)、3 (128 × 128) ... で、最大 2048 × 2048 までとなります。idelta は像グリッドでの 2 点間の距離です (µm)。デフォルトのグリッド間隔を使用する場合は 0 を指定します。PSFFile$ は、使用するホイヘンス PSF データを収めたテキスト ファイルのファイル名とパスで構成した文字列です。vector 引数は、1 ～ 4 の整数値とし、データの配置先とするベクトル配列を指定します。値が有効範囲外の引数には、有効な範囲にある最も近い値が代わりに使用されます。この計算では、ホイヘンス MTF 法を使用します。

このキーワードを使用する場合、[TXT ファイル符号化] (TXT File Encoding) を ANSI に設定しておく必要があります ([OpticStudio 環境設定] (OpticStudio Preferences) → [全般] (General) で設定)。既存のテキスト ファイルを適切なフォーマットに変換するには、キーワード CONVERTFILEFORMAT を使用します。

GETMTFUSER1D を呼び出すには、キーワード OUTPUT で作成したアクティブ状態のホイヘンス PSF ファイルを、OUTPUT SCREEN を使用してすべて閉じておく必要があります。

例 :

PSFFile$ = "C:\Users\Name\Documents\Zemax\PSF.txt"

SettingsFile$ = "C:\Users\Name\Documents\Zemax\Configs\HPS.CFG"

wave = 3
pupil_samp = 4
idelta = 0.008366

MODIFYSETTINGS SettingsFile$, HPS_PUPILSAMP, pupil_samp
MODIFYSETTINGS SettingsFile$, HPS_IMAGEDELTA, idelta
MODIFYSETTINGS SettingsFile$, HPS_IMAGESAMP, 2
MODIFYSETTINGS SettingsFile$, HPS_WAVE, wave
MODIFYSETTINGS SettingsFile$, HPS_FIELD, 1
MODIFYSETTINGS SettingsFile$, HPS_CENTROID, 1

GETTEXTFILE PSFFile$, Hps

vector = 4

GETMTFUSER1D wave, pupil_samp, PSFFile$, vector
N_BINS = vec4(0)
OFFSET = vec4(1)

OUTPUT SCREEN

FORMAT 15.0
PRINT "Number of Bins = ", N_BINS
FORMAT 15.0
PRINT "Offset = ", OFFSET

OFF1 = OFFSET
OFF2 = OFF1 + N_BINS
OFF3 = OFF2 + N_BINS

MAXI = N_BINS-1
FORMAT 16.6
PRINT
PRINT "             X          Tan           Sag"
PRINT
 
FOR i, 0, MAXI, 1
PRINT vec4(OFF1 + i),
PRINT vec4(OFF2 + i),
PRINT vec4(OFF3 + i)
NEXT i

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