GETNSCMTF

ディテクタ (矩形) のスポット ダイアグラムに基づいて、ノンシーケンシャル モードで X 方向と Y 方向の幾何光学的 MTF を計算します。

構文 :

GETNSCMTF freq, surface, object

説明 :

freq 引数は、MTF 単位の空間周波数です (「[MTF 単位] (MTF Units)」を参照)。この周波数が負数の場合は、その絶対値が使用されます。surface 引数により、シーケンシャル モードとノンシーケンシャルとの混合モードでもこの機能を使用できます。純粋なノンシーケンシャル モードの光学系の場合は、面番号を必ず 1 に設定します。object 引数で、MTF を計算するディテクタを指定します。ここで指定できるディテクタはディテクタ (矩形) のみです。この計算では、幾何光学的 MTF の手法を使用します。これは、ディテクタ (矩形) 上のスポット ダイアグラムをフーリエ変換する手法です。

データは、次のフォーマットで最初のベクトル配列、vec1()、に返されます。ベクトル位置 0 : X 方向; ベクトル位置 1: Y方向。ベクトル配列の使用法についての詳細は、「VEC1、VEC2、VEC3、VEC4」を参照してください。

例 :

! This macro computes the X & Y direction NSC MTF at 50 lp/mm
! at object 10 – Detector Rectangular
 
PRINT "Resetting detectors..."
y = NSDD(0, 0, 0, 0)
PRINT "Tracing rays..."
NSTR 1, 0, 0, 0, 0, 1, 0
 
PRINT "Calculating MTF X and Y..."
GETNSCMTF 50.0, 1, 10
PRINT "mtf X = " +  $STR(vec1(0))
PRINT "mtf Y = " +  $STR(vec1(1))

次へ :