[面データ] (Surface Data)


面のデータを表示します。

[面] (Surface) データの表示対象とする面の番号。
説明
この機能では、面固有のデータを表示するテキスト ウィンドウを生成します。このデータとして、面とエレメントの屈折力と焦点距離、エッジ厚、屈折率などがあります。
面のガラス タイプが「モデル」ガラスの場合、そのモデル ガラスのパラメータから計算した、定義済みの波長での屈折率が一覧表示されます。また、「最適なガラス」の名前も一覧表示されます。これは、現在ロードされているカタログの中で、モデル ガラスに最も近い屈折率 (RMS で表記した値) を持つガラスの名前です。OpticStudio で具体的に実行している計算では、分散式を使用してモデル ガラスの屈折率と実際のガラスの屈折率の差を二乗し、それを合算して屈折率の偏差としています。この合算は、定義されているすべての波長にわたって実行します。現在のカタログにあるガラスごとに屈折率の偏差が計算され、RMS による屈折率偏差が最も低いガラスが最適なガラスとして指定されます。
最適なガラスではモデル ガラスと V 値が異なっていますが、これはモデル ガラスで適用した分散で近似を実行していることに起因しています。屈折率は物理的に重要なパラメータであるため、ガラスの選択基準は屈折率のみです。モデル ガラスから実際の「確定」ガラスに変更する場合でも、同じアルゴリズムを使用してガラスが選択されます。モデル ガラスの詳細については「モデル ガラスの使用」を参照してください。
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