ガラス

[ガラス] (Glass) 列にガラスを名前で入力します。ガラス カタログ ツールを使用して、使用可能なガラスの確認や新しいガラスの入力が可能です。詳細は、「材質カタログの使用」を参照してください。

入力のない空白は、屈折率が 1 の空気が材質であるとして扱われます。ガラス タイプに「MIRROR」と入力することでミラーを指定できます。なお、ガラス カタログにはこの名前が表示されません。ミラー空間の屈折率は、反射する前の光線が伝播してきた媒質の屈折率に必ず等しい値となります。

MIRROR タイプの材料を使用した面またはオブジェクトでは、光に対して反射のみが発生します。光の透過成分は無視されます。コーティングを指定しているかどうかに応じて、この挙動は異なります。

  • コーティングを指定していない面は、屈折率が 0.7-7.0i の厚膜アルミニウム層でコーティングされていると見なされます。このアルミニウム層は、光がその中を伝搬することがない十分な厚みを持つものと見なされます。これは、コーティングされていないミラー面の反射率が 1 未満であることを意味しますが、正確な値は光線の偏光状態によって異なります。

  • コーティングを指定している場合、そのコーティングの反射率が面の反射率になります。

屈折率データに対する温度と圧力の影響についての詳細は、「温度と圧力の定義」を参照してください。