エッジ厚
OpticStudio では、面のエッジ厚を次の式で定義しています。
Zi は面のサグ、Zi+1 は次の面のサグ、Ti は面の軸上の厚みです。これらのサグの値は、それぞれの該当面の +y 方向のクリア半径または半径で計算します。+y 方向の半径アパチャーでエッジ厚を計算するので、面が回転対称ではない場合や、いずれかの面に面アパチャーを配置している場合は不正確なエッジ厚になることがあります。
エッジ厚ソルブでは、エッジ厚の定義がわずかに上記と異なっています。エッジ厚ソルブの場合のみ、面 i+1 のサグを面 i のクリア半径または半径位置で計算します。このようにすることで、計算が無限ループになることを防止しています。面 i+1 のクリア半径または半径の計算を automatic モードとして、半径の値が光線追跡に基づいて決まるようにしている場合、面 i の厚みを変更すると面 i+1 のクリア半径または半径も変更され、無限ループになる可能性があるからです。
詳細は、「[厚み : エッジ厚] (Thickness: Edge Thickness)」および「半径データの入力」を参照してください。