[クイック フォーカス] (Quick Focus)





[クイック フォーカス] (Quick Focus) ボタンは、[最適化] (Optimize) タブの [手動調整] (Manual Adjustment) グループにあります。[クイック フォーカス] (Quick Focus) では後側焦点距離を調整して焦点を最適化します。「[クイック調整] (Quick Adjust)」も参照してください。



設定 :

[スポット サイズ半径] (Spot Size Radial) : 最適な RMS スポット半径の像面となるように焦点を調整します。

[スポット サイズ X のみ] (Spot Size X Only) : x 方向で最適な RMS スポット サイズの像面になるように焦点を調整します。

[スポット サイズ Y のみ] (Spot Size Y Only) : y 方向で最適なスポット サイズの像面となるように焦点を調整します。

[RMS 波面] (Wavefront Error) : 最適な RMS 波面収差の像面となるように焦点を調整します。

[セントロイドを使用] (Use Centroid) : すべての計算の基準として、主光線ではなく、像のセントロイドを使用します。このオプションは、動作が少し遅くなりますが、コマ収差が多い光学系に適しています。

説明 :

この機能では、像面の前にある面の厚みを調整します。RMS 収差が最小限になるような厚みが選択されます。軸対称ではない光学系では、すべての視野で主光線を追跡できる場合にのみ、クイック フォーカス ツールが機能します。

前記のとおり、実行できる RMS の計算にはいくつかの種類があります。「最適な焦点」の位置は、選択した基準によって異なります。RMS は必ず、定義した視野、波長、および重みを使用して、視野全体で各色を平均化した値として計算されます。

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