NSTR
ZRD ファイルにデータを保存する機能を使用してノンシーケンシャル追跡を開始します。
構文 :
NSTR surf, source, split, scatter, usepolar, ignore_errors, random_seed, save, savefilename, filter, zrd_format
説明 :
surf は、ノンシーケンシャル面番号を示す整数値です。プログラム モードをノンシーケンシャルに設定している場合は 1 を使用します。source は、目的の光源のオブジェクト番号を表します。source にゼロを指定すると、すべての光源が追跡されます。split にゼロ以外の値を指定すると光線分割が有効になり、ゼロを指定すると無効になります。scatter にゼロ以外の値を指定すると散乱が有効になり、ゼロを指定すると無効になります。usepolar にゼロ以外の値を指定すると偏光が使用され、ゼロを指定すると使用されません。分割が有効になると、偏光が自動的に選択されます。ignore_error にゼロ以外の値を指定するとエラーが無視されます。ゼロを指定した場合は、光線エラーが発生するとノンシーケンシャル追跡とマクロ実行が中止され、エラーが報告されます。
random_seed がゼロの場合、乱数ジェネレータにランダムな値がシードされ、NSTR の呼び出しごとに、異なるランダムな光線が生成されます。random_seed がゼロ以外の任意の整数の場合、乱数ジェネレータには指定した値がシードされ、同じシードを使用した各 NSTR の呼び出しで、同じ光線が生成されます。最適化に NSTR を使用する場合、random_seed にはゼロ以外の値を使用することをお勧めします。
save を省略するかゼロに設定した場合、引数 savefilename、filter、および zrd_format を指定する必要はありません。save がゼロでない場合、光線はファイルに保存されます。保存されたデータ ファイルには、savefilename で指定された名前が付きます。ファイルの命名規則および保存先フォルダは、「ファイルへの光線データの保存」での説明のとおりです。savefilename の拡張子は指定する必要がありますが、パスは指定する必要がありません。save がゼロでない場合は、フィルタを設定した文字列変数、または二重引用符で囲んだリテラルのフィルタをフィルタ名としてオプションで指定できますl。フィルタを使用しない場合は、"" のように二重引用符で囲んだ空文字列を入力します。"".フィルタ文字列の詳細については、「フィルタ文字列」を参照してください。ZRD ファイルの場合、zrd_format は、非圧縮フル データ、圧縮基本データ、圧縮フル データに、それぞれ 0、1、2 を使用します。ZRD 形式の詳細については、「光線データベース (ZRD) ファイル」を参照してください。
NSTR は、すべてのオブジェクトが正しくロードされ、更新されるよう、光線を追跡する前に、必ず UPDATE を呼び出します。
関連する関数 :
NSTR2
NSDD
例 :
NSTR 1, 0, 0, 0, 0, 1, 0, 1, "saverays.ZRD", "h2"
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