マルチモード
マルチモード ビームは、任意の数の他のビームの和です。この和はコヒーレントすることもインコヒーレントとすることもできます。ビームの各成分の位相をスケーリング、ランダム化、変更するための複数のオプションが用意されています。マルチモード ビームの和は、ユーザー定義のテキスト ファイルで定義します。ファイルの末尾は、拡張子 ZMM (Zemax マルチモード) にする必要があります。
すべての ZMM ファイルは、<pop> フォルダに格納する必要があります (詳細については、ヘルプ ファイルで「[フォルダの設定] (Folders)」を参照してください)。
ZMM ファイルでは、マルチモード ビームを定義する簡単なコマンド構文を使用します。「マスター」ビームは、ビーム全体でゼロ振幅に初期設定されます。ビームの個々の成分は、ZMM ファイルに定義されている順序で生成されます。ZMM ファイルで定義した各ビームは、マスター ビームとコヒーレントまたはインコヒーレントに加算されます。加算モードは、COHERENT コマンドと INCOHERENT コマンドでコヒーレントにするかインコヒーレントにするかを制御できます。デフォルトの加算モードは COHERENT です。使用可能なすべての ZMM コマンドについて以下で説明します。
次へ :