DLL
DLL コマンドは、ユーザー定義の DLL に基づいてビームを定義します。これは、マスター ビームに加算されます。構文は次のとおりです。
DLL weight DLL_NAME param1 param2 param3 ...
データ値はスペースで区切ります。weight 値は、同じ ZMM ファイルに記述された他のビームの全パワーと比較した、このビームの全パワーの相対値を示す無次元の値です。weight 値は負の値にできます。詳細は、ヘルプ ファイルを「乱数値の使用」で検索してください。DLL_NAME は、DLL ファイルの名前です (拡張子を除いた名前を指定します)。DLL ファイルは、適切なフォルダに置く必要があります。詳細は、「DLL」を参照してください。その他の値は、DLL パラメータで定義されている値です。パラメータのスケーリングはサポートされていません。DLL パラメータの次元と目的を事前に知ることはできないからです。
DLL_NAME に関するコメント
現在のところ、DLL ファイル名には空白文字を使用できません。DLL ファイル名に空白文字が使用されている場合は、削除するか他の文字に置き換えます。たとえば、ZMM ファイルでラゲール ビームを使用する場合、まず \Zemax\DLL\PhysicalOptics\ に移動して、ファイル名 Laguerre beam.dll を Laguerre_beam.dll に変更します。つづいて、次のような構文を使用します。
DLL 0.2 Laguerre_beam 0.0 0.0 0.00259 90
この制約は、今後撤廃される予定です。
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