分布 12

分布 12 の形状は、次式で定義される屈折率の材料を媒質とする標準面と同じです。

分布 12 の面タイプでは、シーケンシャル面タイプの分布 5 で定義される複素セルマイヤ分散を使用した分散特性の指定が可能です。  分散係数を得るために、分布 5 面で使用されるものと同じファイル SGRIN.DAT が使用されます。

最大ステップ サイズであるデルタ T は、光線追跡速度と精度の間のトレードオフを決定付けます。  詳細は、「分布 1」の「GRIN 面の最大ステップ サイズの説明」と「GRIN 面に続く面の制約」を参照してください。

次数は、レンズ データ エディタ内に示される最高の多項式定数 (x、y、z に関する) の次数です。最大値は 20 であり、これはパラメータ 4-63 として、前記の屈折率の式で定義されるすべての定数を示します。エディタ内で示されない定数は、ゼロと仮定される。この次数パラメータがゼロの場合、すべての定数がゼロになり、基本屈折率 n0 のみをレンズ データ エディタで使用できます。

分布 12 面のパラメータ定義

パラメータ番号 定義
1 Δt
2 次数。レンズ データ エディタ内に示される最高の多項式定数 (x、y、z に関する) の次数。  最大値は 20 であり、前記の屈折率の式で定義されるすべての定数を示す。  エディタ内で示されない定数は、ゼロと仮定されます。この次数パラメータがゼロの場合、すべての定数がゼロになり、基本屈折率 (パラメータ 3) のみをレンズ データ エディタで使用できる。
3 基本屈折率 n0
4、5、6 c_x1、c_y1、c_z1 (1 次係数)
7、8、9 c_x2、c_y2、c_z2 (2 次係数)
... ...
61 ~ 63 c_x20、c_y20、c_z20 (20 次係数)

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