標準レンズ



標準レンズは、OpticStudio の標準面からなるレンズです。標準面には、平面、球、コーニック非球面、または過半球を指定できます。標準レンズは、以下の 5 つの個別セクションからなります。

  1. 標準形状である前のフェイス。
  2. 標準形状である後ろのフェイス。
  3. 前のフェイスのクリア アパチャーとエッジの間にある環状リング。
  4. 後ろのフェイスのクリア アパチャーとエッジの間にある環状リング。
  5. レンズの前と後ろのフェイスの各エッジを繋げている、シリンダ形の面 (テーパーの場合がある)。

これら 5 つのすべての面で、材質プロパティに応じて光の屈折、反射、吸収をモデル化できます。

標準レンズの定義には、次の 9 つのパラメータを使用します。

パラメータ番号 説明 フェイス名 フェイス番号
1 前のフェイスの曲率半径。無限 (平ら) の場合は 0 を使用します。 1
2 前のフェイスのコーニック定数。 1
3 前のフェイスのクリア アパチャーのクリア半径。過半球のサグ点を生成するには、負の値を使用します。 1
4 レンズの前面エッジにおける半径アパチャー。 1
5 レンズの中心間の厚み。 サイド エラー コード 0
6 後ろのフェイスの曲率半径。無限 (平ら) の場合は 0 を使用します。 後ろ 2
7 後ろのフェイスのコーニック定数。 後ろ 2
8 後ろのフェイスのクリア アパチャーのクリア半径。過半球のサグ点を生成するには、負の値を使用します。 後ろ 2
9 レンズの後面エッジにおける半径アパチャー。 後ろ 2

基準点は、レンズの前のフェイスの中心です。フェイス番号 : 前のフェイスはフェイス 1、後ろのフェイスはフェイス 2、それ以外のフェイスはフェイス 0 になります。

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