[光源 (回折)] (Source Diffractive)

[光源 (回折)] (Source Diffractive) では、フラウンホーファー回折理論を使用してアパチャー内の波面を計算します。この波面は、生成された光線における一連の方向余弦を求めるために使用されます。光線の開始座標の空間分布は、アパチャー内でランダムに割り当てられます。すべての光線には、同じ強度値が割り当てられます。これらの値の合計は、光源の出力として正規化されます。これは、パラメータ 3 で定義します。アパチャーは UDA ファイルで定義しますが、このファイルは [オブジェクト プロパティ] (Object Properties) ウィンドウの [タイプ] (Type) タブで選択します。アパチャーの縮尺もここで定義します。

この光源の定義に使用するパラメータは次のとおりです。

パラメータ番号 定義
1 ~ 5 「すべての光源オブジェクトで共通するパラメータ」を参照してください。
6 [サンプリング] (Sampling) : サンプリング数を定義する整数値。入力値 1 は、32x32 のデータ点のグリッドに相当します。最大入力値 9 は、8192x8912 のデータ点に相当します。

フラウンホーファー回折

フラウンホーファー回折の簡単な説明については「フラウンホーファー回折」を参照してください。この光源の詳細については、ナレッジベースの記事「The Source Diffractive object」を参照してください。サンプリングの問題に関する重要な情報については「FFT 手法とサンプリングの問題」を参照してください。

LightningTrace での使用

この光源タイプは、LightningTrace ではサポートされていません。

オブジェクトがディテクタの場合のピクセル サイズに関するコメント

ほとんどのオブジェクトでは、[オブジェクト プロパティ] (Object Properties) → [描画] (Draw) → [描画解像度] (Drawing Resolution) をクリックすることで、ピクセル サイズを変更できます。STEP/IGES/SAT 形式の CAD ファイルの場合は、[オブジェクト プロパティ] (Object Properties) → [CAD] (CAD) の [描画公差] (Chord Tolerance) のパラメータでピクセル サイズを指定します (詳細については、「[描画公差] (Chord Tolerance)」を参照してください)。STL ファイルのピクセル サイズは、ファイルに定義した三角形で決まり、変更できません。

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