PLOT2D
PLOT2D キーワードは、数値データのプロット作成タスクを簡素化するために使用される多くの引数をサポートしています。このキーワードにより、面、輪郭、グレー スケール、および疑似カラー プロットを容易に生成できます。
構文 :
PLOT2D NEW PLOT2D TITLE, string PLOT2D COMM1, string PLOT2D COMM2, string PLOT2D COMM3, string PLOT2D COMM4, string PLOT2D COMM5, string PLOT2D RANGE, min, max PLOT2D ASPECT, ratio PLOT2D WINASPECT, type PLOT2D DATA, arrayname PLOT2D ACTIVECURSOR, left, right, bottom, top PLOT2D DISPLAYTYPE, type PLOT2D CONTOURINTERVAL, string PLOT2D SURFACESCALE, scale PLOT2D LOGPLOT, peak, decades PLOT2D HIDEADDRESS, flag PLOT2D CONFIG, configuration PLOT2D GO
説明 :
PLOT2D NEW は新しいプロットを開始するために使用します。以前生成した plot2d に関連するすべてのデータが破棄されます。これは、新しいグラフィックを作成する際に、必ず最初に使用される PLOT2D コマンドです。
PLOT2D TITLE は、メインのプロット タイトルを定義するために使用します。パラメータ string は、引用符で囲まれたリテラル文字列、または文字列変数にすることができます。
PLOT2D COMMx は、プロットの下部に表示される最大 5 つのコメントを定義するために使用します。パラメータ string は、引用符で囲まれたリテラル文字列、または文字列変数にすることができます。
PLOT2D RANGE は、プロットの最大値と最小値を定義します。RANGE コマンドが発行されない場合、デフォルトの範囲が選択されます。範囲はデータ値全体にわたる必要があり、そうでない場合、データは範囲に合わせて切り捨てられます。面および輪郭のプロットでは、このコマンドは無視されます。
PLOT2D ASPECT は、プロットの X 幅の Y 幅に対する比率を定義します。面のプロットでは、このコマンドは無視されます。
PLOT2D WINASPECT は、ウィンドウを表示する、ウィンドウのアスペクト比のフォーマットを定義します。type で有効な値は 0 ~ 3 の整数で、それぞれアスペクト比は 4x3、5x3、3x4、および 3x5 になります。WINASPECT コマンドが発行されない場合、デフォルトのアスペクト比が使用されます。
PLOT2D DATA は、プロットするデータを含むアレイの変数を定義するために使用します。変数 arrayname は、2 次元のアレイの変数である必要があります。アレイの変数の定義については、「アレイの変数」を参照してください。X および Y 方向の点の数は、アレイの次元により定義されます。点の数は任意ですが、どの方向でも最小の点の数は 5 です。プロットの全体のアスペクト比は PLOT2D ASPECT を使用して定義できますが、データは、2 つの次元によって、各次元に沿って均一の間隔の矩形グリッドが形成されると見なします。PLOT2D DATA コマンドは 1 つのみ発行できます。
PLOT2D ACTIVECURSOR は、輪郭、グレー スケール、および疑似カラー プロットで表示するプロット データの上下左右の境界を定義するために使用します。
PLOT2D DISPLAYTYPE は、生成されるプロットのタイプを選択するために使用します。type の値は 1 ~ 6 の整数で、それぞれ、面、輪郭、グレー スケール、反転グレースケール、疑似カラー、および反転疑似カラーを表します。
PLOT2D CONTOURINTERVAL は、輪郭書式文字列を定義するために使用します。このコマンドは、輪郭プロットのみで使用されます。輪郭の間隔書式文字列の詳細は、「輪郭書式文字列」を参照してください。
PLOT2D SURFACESCALE は、面プロットの全体的な縦方向の縮尺を定義するために使用します。このコマンドは、面プロットのみで使用されます。デフォルトの縮尺値は任意の単位で 0.5 です。
PLOT2D LOGPLOT は、対数目盛表示を生成するために使用します。このコマンドは、グレー スケール、反転グレー スケール、疑似カラー、および反転疑似カラー プロットでのみ使用します。peak 値は、プロットする最大の 10 のべき乗値を示す整数です。たとえば、peak が 3 の場合、プロットされる最大値は 1E+03 です。decades 値は、プロットするピークの下の対数のオーダーの数を示す整数です。peak が 3 で decades が 5 の場合、プロットは 1.0E+03 ~ 1.0E-02 の範囲に及びます。LOGPLOT を使用しても、実際には入力アレイ データの対数は取りません。PLOT2D GO を呼び出す前に、マクロ自体でアレイの値の自然対数を取る必要があります。
PLOT2D HIDEADDRESS は、アドレス データを非表示にする、または表示するために使用します。flag 値がゼロの場合、アドレスは表示され、それ以外の場合、アドレスは表示されません。「[アドレス ] (Address)」も参照してください。
PLOT2D CONFIG は、アドレス ボックスが表示され、そこに現在のコンフィグレーションについての情報が示されている場合に表示されるコンフィグレーション番号を定義するために使用します。configuration が 0 の場合、アドレス ボックスには現在のコンフィグレーション番号が表示されます。configuration が 1 からコンフィグレーションの数までの間の整数の場合、特定のコンフィグレーション番号が表示されます。configuration が 0 より小さい整数の場合、コンフィグレーション番号には [すべて] (All) が表示されます。
PLOT2D GO では、前の PLOT2D コマンドの設定およびデータをすべて使用して目的のプロットを生成し、そのプロットをウィンドウに表示します。プロットが生成されると、すべての PLOT2D データは、PLOT2D NEW が実行されたときのようにリセットされます。
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