PLOT

PLOT キーワードは、数値データのプロット作成タスクを簡素化するために使用される多くの引数をサポートしています。

構文 :

PLOT NEW
PLOT TITLE, string
PLOT TITLEX, string
PLOT TITLEY, string
PLOT BANNER, string
PLOT WINASPECT, type
PLOT COMM1, string
PLOT COMM2, string
PLOT COMM3, string
PLOT COMM4, string
PLOT COMM5, string
PLOT COMM6, string
PLOT RANGEX, minx, maxx
PLOT RANGEY, miny, maxy
PLOT CHECK, x_increment, y_increment
PLOT TICK, x_increment, y_increment
PLOT FORMATX, format_string
PLOT FORMATY, format_string
PLOT DATA, x_array, y_array, number_of_points, color, style, options
PLOT LINE, x1, y1, x2, y2
PLOT LABEL, x, y, angle, size, string
PLOT GO

説明 :

PLOT NEW は新しいプロットを開始するために使用します。以前生成したプロットに関連するすべてのデータが破棄されます。これは、新しいグラフィックを作成する際に、必ず最初に使用される PLOT コマンドです。

PLOT TITLE、PLOT TITLEX、および PLOT TITLEY は、それぞれメインのプロットタイトル、X 軸タイトル、および Y軸タイトルを定義するために使用します。パラメータ string は、引用符で囲まれたリテラル文字列、または文字列変数にすることができます。

PLOT BANNER は、バナータイトルを定義するために使用します。パラメータ string は、引用符で囲まれたリテラル文字列、または文字列変数にすることができます。

PLOT WINASPECT は、ウィンドウを表示する、ウィンドウのアスペクト比のフォーマットを定義します。type で有効な値は 0 ～ 3 の整数で、それぞれアスペクト比は 4x3、5x3、3x4、および 3x5 になります。WINASPECT コマンドが発行されない場合、デフォルトのアスペクト比が使用されます。

PLOT COMMx は、プロットの下部に表示される最大 6 つのコメントを定義するために使用します。パラメータ string は、引用符で囲まれたリテラル文字列、または文字列変数にすることができます。

PLOT RANGEX および PLOT RANGEY は、それぞれ x と y の方向のプロットの最小値と最大値を定義します。RANGEX または RANGEY コマンドが発行されない場合、デフォルトの範囲が選択されます。

PLOT CHECK は、PLOT DATA コマンドでデータ点を示すために使用する「X」マークのサイズを定義するために使用します。単位はディスプレイの幅に対する無次元の比率です。CHECK コマンドが発行されない場合、デフォルトのサイズが選択されます。

PLOT TICK は、それぞれ X 軸と Y 軸上の目盛り間の増分を定義するために使用します。TICK コマンドが発行されない場合、デフォルトの増分が選択されます。

PLOT FORMATX と PLOT FORMATY は、それぞれ X 軸と Y 軸上の数値ラベルのフォーマット文字列を定義するために使用します。パラメータ format_string は、引用符で囲まれたリテラル文字列、または文字列変数にすることができます。format_string は、有効な C 言語のフォーマット指示子である必要があります。一般的なフォーマット文字列は %M.nf です。ここで M は出力文字列内のスペースの総数、n は小数点以下の数字の数です。たとえば、フォーマット文字列が %6.4f の場合、円周率の値は 3.1415 と出力されます。指数フォーマットを定義するには、フォーマット文字列を %M.nE の形式にします。これにより合計文字数が M 文字となり、n は小数点以下の数字の数です。たとえば、format_string が %9.3E の場合、円周率は 3.14E+000 と出力されます。FORMATX または FORMATY が指定されていない場合、デフォルトのフォーマットが使用されます。

PLOT DATA は、プロットされる一連のデータ点を定義するために使用します。変数 x_array および y_array は、1 次元のアレイの変数である必要があります。アレイの変数の定義については、「アレイの変数」を参照してください。number_of_points は、使用するアレイ内の位置の数を定義します。color 引数は、黒の場合は 0、1 ～ 16 でさまざまなペンの色を選択します。ペンの色を定義するには、[色] (Colors) の 1 ～ 12 および [色] (Colors) の 13 ～ 24 についての説明を参照してください。style 引数は、線のスタイルを定義します。現在サポートされている値は、実線の場合が 0、破線の各種スタイルが 1 ～ 4 です。options の値は、データ点の位置を示すマークなしの場合 0、線およびデータ点のマークの両方の場合 1、線なしでデータ点のマークのみの場合 2 です。PLOT DATA コマンドは複数発行でき、それぞれによって、プロットされる個別の線または曲線が作成されます。

PLOT LINE では、点 (x1, y1) および (x2, y2) 間の線が作成されます。ここでの x と y の単位は、0.0 ～ 1.0 の範囲の正規化された画面の座標です。最大 1000 行まで定義できます。

PLOT LABEL は、プロット上に座標 (x,y) からテキスト文字列を出力します。ここでの x と y の単位は、0.0 ～ 1.0 の範囲の正規化された画面の座標です。angle は、+x 方向からの角度 (°単位) です。size は、フォントのサイズを定義する、0.0 より大きい縮尺定数です。size が 1.0 の場合は通常のフォントサイズで出力され、1.5 の場合は通常のサイズより 50% 大きく出力されます。パラメータ string は、引用符で囲まれたリテラル文字列、または文字列変数にすることができます。最大 100 ラベルまで定義できます。

PLOT GO では、前の PLOT コマンドの設定およびデータをすべて使用して目的のプロットを生成し、そのプロットをウィンドウに表示します。プロットが生成されると、すべての PLOT データは、PLOT NEW が実行されたときのようにリセットされます。