ISOC: ピーク - バレーの回転対称イレギュラリティの公差 (RSI)
オペランドの目的
ISOC オペランドは、ピーク- バレーの RSI (回転対称イレギュラリティ) の項をターゲット面に追加します。ISO-10110-5 表面形状公差 に規定されているように、このオペランドは図面注記 3/A(B/C) の C に対応します。
オペランドの動作
アパチャー
ターゲット面に円形の軸外アパチャーがある場合、[複合] (Composite) プロパティで傾斜とディセンタを調整することにより、ゼルニケ標準サグ面が軸外面の頂点に配置されます。新しい面のクリア半直径は、ターゲット面のアパチャー半直径に設定されます。ターゲット面にアパチャーがない場合は、クリア半直径に設定されます。現時点では円形以外のアパチャーはサポートされていません。
入力
ISOC オペランドの入力は次のとおりです。Surf、Units、Statistics、Nominal、Min、および Max。
Surf : [レンズ データ エディタ] (Lens Data Editor) 内のターゲット面の行番号。
Units:最大値の単位の選択。0 = ナノメートル単位で、現在のところ唯一のオプションです。
Statistics:0 = モンテカルロ解析中は常に P-V RSI の最大値を使用します。1 = ガウス分布から P-V RSI 値を選択します。
Nominal:このオペランドの公称値は常に 0 であり、RSI が追加されていないことを示します。
Min:常に -Max に設定されます。
Max:面に追加する最大 P-V RSI を指定します。
感度解析
感度解析では、P-V RSI の 2 つのケースについて基準への影響が評価されます。-Max と +Max。
モンテカルロ解析
モンテカルロ解析では、平均 Max/2、標準偏差 σ = Max/8 のガウス分布から 0 から Max までの P-V RSI のランダム値が選択され、0 未満および Max を超える値は切り捨てられます。
ISOCとISOBの相関関係
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