フレネル 2

このオブジェクトは、理想化されたフレネル レンズです。フレネル 1 とは異なり、このフレネル レンズでは、近似計算が使用されます。この近似計算では、フレネル フェイスは無限小になるため、光線とオブジェクトの交点の計算では無視することができます。シーケンシャル光線追跡での理想化されたフレネル面とは異なり (「フレネル」を参照)、このオブジェクトでは、光線に対する位相の追加と削除は行われません。
基板形状は、平らなディスクまたは矩形のいずれかです。基板の前のフェイスは、放射状またはシリンダ形のフレネル レンズで構成されます。放射プロファイルは、偶数次非球面と同じサグ式で定義されます。
フレネル面がシリンダ形の場合、プロファイルは y 座標のみで示す、同じ式によって記述されます。
フレネル レンズは、基板形状にかかわらず、放射状またはシリンダ形のいずれかにすることができます。必要な場合は、矩形の基板で放射状のフレネルを定義するか、放射状の基板でシリンダ形のフレネルを定義することができます。
フレネル 2 オブジェクトは、次の 14 個のパラメータで定義されます。
パラメータ番号 | 説明 | フェイス名 | フェイス番号 |
1 | 半径。放射対称の場合は、レンズの最大半径アパチャー、シリンダ対称の場合は y 半幅です。 | 該当なし | 該当なし |
2 | X 半幅。シリンダ対称の場合は、レンズの半幅です。このパラメータがゼロの場合は、回転対称のレンズが生成されます。 | 該当なし | 該当なし |
3 | 厚み。レンズ ユニットでのフレネルの厚みです。これは正の値である必要があります。 | サイド | 0 |
4 | [シリンダ?] (Is Cylinder?)。ゼロの場合、フレネル面は放射状になります。そうでない場合、フレネル面はシリンダ形になります。 | サイド | 0 |
5 | 半径。曲率の基円半径。これは、(上のサグ式の) 「c」分の 1 の値です。 | 前 | 1 |
6 | コーニック。上のサグ式におけるコーニック定数「k」。 | 前 | 1 |
7 ~ 14 | [シリンダ?] (Is Cylinder?) がゼロの場合は、r の半径の偶数乗に基づく係数、そうでない場合は、y の半径の偶数乗に基づく係数です。y と r は正規化されないため、これらの係数には単位があることに注意してください。 | 前 | 1 |
このオブジェクトは閉じた体積であるため、反射性、屈折性、または吸収性を示すことがあります。
基準座標は、フレネル フェイスを持つレンズのサイドの中心頂点です。フェイス番号 : 前のフェイスはフェイス 1、後ろのフェイスはフェイス 2、それ以外のフェイスはフェイス 0 になります。
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