フレネル
フレネル面モデルは、小規模な球面 (または任意に非球面) の形状をもつようにエッチングされた平坦面をシミュレートするために使用されます (平坦ではないフレネル レンズの場合には、拡張フレネル面タイプの説明を参照)。面の交差は、平面と入射光線の交差部を計算することにより求められます。平面との交差位置がわかると、次の媒質との境界で光線が屈折するように、その面は一般的に曲面として扱われます。しかしこれは、実際のフレネル レンズへの近似でしかありません。実際のフレネル レンズには、正確な交差の位置を変える溝があります。ここで使用するモデルは、微細な溝 (溝の深さがアパチャーと比較して非常に浅い) を備えたフレネル レンズには十分です。灯台で使用するような極端なフレネル レンズは、うまくモデル化できません。曲率半径とコーニック定数は (もしあれば)、標準面と同様に指定します。パラメータ値は、偶数次非球面モデルと全く同じであり、多項式非球面レンズは最大 16 次に対応します。
他のタイプのフレネル面については、「拡張フレネル」と「一般化フレネル」を参照してください。
フレネル面のパラメータ定義
パラメータ番号 | 定義 |
1 ~ 8 | α1 ~α8 |
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