[フィット アセスメント] (Fit Assessment)


[フィット アセスメント] (Fit Assessment) に用意されている各種コントロールで、各 FEA/CFD データセットが関連する面に対するそのデータセットの数値フィッティング設定を調整します。グラフィック領域には、FEA/CFD データセットと、面に対するそのデータセットの数値フィッティングとの差異が表示されます。この表示では、数値フィッティングがどの程度良好であるかが示され、問題になる可能性がある領域がハイライト表示されます。
面番号とデータ タイプを選択し、フィッティングの差異をグラフィック ウィンドウで確認してフィット設定にアクセスします。選択した面について、FEA/CFD データ ソース、二乗平均平方根 (RMS) によるフィッティング誤差、ピーク - バレー値 (PV) によるフィッティング誤差がウィンドウ下部に表示されます。

[面番号] (Surface Number) 表示して編集する面を選択します。
[データ タイプ] (Data Type) 選択した面で表示して編集するデータセットとして [変形] (Deformation)、[屈折率] (Index)、または [応力] (Stress) を選択します。このツールでは、屈折率データは、アップロードされたデータ タイプに応じて、温度のフィッティング、ダイレクト屈折率、または 応力から計算された屈折率にすることができます。
[RBMs (RBMs)] フィッティング プロセスの前に構造データの剛体運動 (RBM) を除去するかどうかを選択します。デフォルトでは、RBM が計算され、フィッティングの前に除去されます。
[次元] (Dimension) フィッティングの差異を大きさとして表示するか、いずれかの座標軸方向の成分として表示するかを選択します。この設定によって変化するのはグラフィック領域での表示のみで、フィッティング設定は変化しません。
[点のサイズ] (Point Size) グラフィック領域に表示する点のサイズを変更します。この設定によって変化するのはグラフィック領域での表示のみで、フィッティング設定は変化しません。
[フィット 設定] (Fit Settings) 数値フィッティングの実行に使用する設定を調整します。次の各設定が用意されています。
[グリッド 1](Grid 1)、[グリッド 2] (Grid 2)、[グリッド 3] (Grid 3) : フィッティング アルゴリズムの制御格子の形成に使用します。一般的に [グリッド 1] (Grid 1)、[グリッド 2] (Grid 2)、[グリッド 3] (Grid 3) に指定した値が大きいほど、フィッティングの際に隣接する点がアルゴリズムで参照される程度が高くなります。これによって、より滑らかなフィッティングになります。[グリッド 3] (Grid 3) パラメータは体積データセットでのみ使用します。値は、2 (デフォルト) ~ 100 の範囲で指定する必要があります。
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[最大レベル] (Max Level) : フィッティング細密化の最大レベル。
[公差] (Tolerance) : このパラメータを、未処理の FEA/CFD 点からフィッティングした点までの最大絶対偏差と比較します。算出された偏差が [公差] (Tolerance) パラメータ値よりも小さければ、実行した細密化レベルの数に関係なく、フィッティング アルゴリズムの演算は終了します。このように演算が終了しても、フィッティングによって指定の公差が得られているとは限りません。総合的な品質を評価するには、RMS 誤差と PV 誤差を使用します。
注 :
- FEA/CFD データがユーザー定義の変換によって揃えられた場合、RMS と PV のフィット エラー値は API から取得したものと異なることがあります。これは、UI の座標変換で使用される計算の順序が異なることが原因です。
[適用] (Apply) 指定の設定を面に適用して、グラフィック領域の表示を更新します。
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