FOR、NEXT
FOR および NEXT キーワードは、ループ内で特定の回数実行されるプログラム ブロックを定義します。
構文 :
FOR variable, start_value, stop_value, increment commands... NEXT
説明 :
キーワード FOR は、複数回実行されるコマンド グループの先頭を示します。FOR には、カウンタとして指定される変数 (整数である必要はない)、カウンタの開始値、停止値、および増分が必要です。NEXT キーワードは、コマンド グループの末尾を示します。FOR- NEXT ループはネストできます。FOR コマンドと NEXT コマンドの数は同じである必要があります。
FOR コマンドに達すると、開始、停止、および増分の値の式が評価され、保存されます。停止と増分の値は、それらを定義する式にプログラム ブロック内で値が変化する変数が含まれていても、再度評価されることはありません。FOR ループの開始時に有効な値のみが使用されます。
開始値と停止値が同じ場合、ループは 1 回のみ実行されます。
開始値が停止値より小さい場合、ループは、カウンタ値が停止値より大きくなるまで繰り返されます。
開始値が停止値より大きい場合、ループは、カウンタ値が停止値より小さくなるまで繰り返されます。
コンピュータの浮動小数点の計算を使用する場合、高い信頼性で厳密に表現できる値は整数値のみです。したがって、2 つの浮動小数点値が等しいかどうかを比較することはお勧めできません。このことから、ループの中では浮動小数点値による範囲を使用せず、範囲を整数で指定してループを実行したうえで、整数のインデックスを実際に使用する値に変換します。浮動小数点演算の精度の詳細については、Wikipedia の記事「https://en.wikipedia.org/wiki/Floating-point_arithmetic#Accuracy_problems」が参考になります
例 :
FOR a, 0.2, 2, 0.2 PRINT a NEXT j = 5 k = 0 FOR i, j, j + 5, 2 k = i + j + k NEXT
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