FORMAT
以降の PRINT コマンドおよび $STR コマンドでの数値精度のフォーマットを指定します。
構文 :
FORMAT m.n FORMAT m.n EXP FORMAT m [INT] FORMAT "C_format_string" [LIT]
説明 :
整数 m と n は小数点で区切られています。使用する m と n の値は、明示的である必要があります。つまり、変数として格納されている値は使用できません。値 m は、出力する文字総数 (一部が空白であっても、それらを含む) を示します。値 n は、小数点の後に表示する桁数を示します。したがって、FORMAT 8.4 と指定すると、以降の PRINT コマンドでは、小数点の後を 4 桁とした数字を含む 8 文字が出力されます。FORMAT .5 と指定すると、PRINT では、小数点の後に 5 桁表示され、全体としては必要に応じた桁数だけ表示されます。FORMAT は、PRINT からの数値出力にのみ影響を与えます。数値が大きすぎて m 桁に収まらない場合、FORMAT コマンドの m の部分は無視されます。
m.n の式の後のオプション キーワード EXP は、指数表現が使用されることを示します。
オプション キーワード INT は、値がまず整数に変換され、m で指定された桁数で整数形式を使用して出力されることを示します。
オプション キーワード LIT (リテラル用) は、C 言語のフォーマット指定子に従って値が出力されることを示します。C 言語のプログラミング リファレンスには C のフォーマット仕様が記載されています。
例 :
マクロ :
X = 5 FORMAT 5.3 PRINT "FORMAT 5.3 :", X FORMAT 12.2 EXP PRINT "FORMAT 12.2 EXP :", X FORMAT 6 INT PRINT "FORMAT 6 INT :", X FORMAT "%#06i" LIT PRINT "FORMAT %#06i LIT :", X
では、次の出力が生成されます。
FORMAT 5.3 :5.000
FORMAT 12.2 EXP : 5.00E+000
FORMAT 6 INT : 5
FORMAT %#06i LIT :000005
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