共役

共役面は、2 つのユーザー指定点で定義されます。OpticStudio では常に面の頂点を基準点として使用し、共役面の定義に必要な 2 点はこの頂点に対して指定します。共役面は常に 1 点から別の点への完全な像となり、面はミラーと仮定します。共役面はあらゆる材質タイプを含むことができますが、反射特性が定義されている材質と考えると便利です。

2 点の z 座標が両方とも正であるか、または両方とも負である場合、点の一方からもう一方へと形成される像は実像となります。この場合、点の一方から面上の任意の点までの距離に、面上の任意の点から第二点への距離を加えた値は、面上のすべての点について一定になります。面を独特なものとするために必要なもう一つの制約は、面がローカル座標系の頂点を通過する必要があることです。面が反射的な場合、1 点がもう一方の共役になり、それがこの名前の由来になっています。

これら 2 点により生成される面は、z1 と z2 が同じ符号である場合には以下の式を満たします。

面は点 (0, 0, 0) で交差するものとします。いくつかの面のタイプをこのモデルで形成できます。たとえば、球は x 値と y 値をゼロに設定し、2 つの z 値をそれぞれ球の半径とすることで形成されます。任意の方向の楕円面は、x 値 または y 値のいずれかをゼロではない値に設定することにより形成されます。

Z1 と z2 の符号が異なる場合、点の一方から他方へと形成される像は虚像になります。この場合、点の一方から面上の任意の点までの距離から、面上の任意の点から第二点への距離を差し引いた値は、面上のすべての点について一定になります。実像の場合と同様に、面はローカル座標系の頂点を通過する必要があります。

これら 2 点により生成される面は、z1 と z2 の符号が異なる場合には以下の式を満たします。

面は点 (0, 0, 0) で交差するものとします。いくつかの面のタイプをこのモデルで形成できます。たとえば、双曲線は x 値と y 値をゼロに設定し、2 つの z 値を反対の値とすることで形成されます。z 値が等しいが符号が異なる場合、平面が生成されます。

2 つの構成点の座標は、以下の表に示すようにパラメータ列に指定します。z1 も z2 もゼロではありません。

共役面のパラメータ定義

パラメータ番号 定義
1 x1
2 y1
3 z1
4 x2
5 y2
6 z2

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