主要平面

主要平面とは、物体面と像面との間に特定の倍率関係が成立する特殊な共役位置を指します。この平面と光軸が交差する点を、その主要平面に対応する主要点と呼びます。主要平面には、横倍率が +1 である主平面、横倍率が -1 である反主平面、角倍率が +1 である節平面、角倍率が -1 である反節平面、および焦点面があります。焦点面の倍率は、像空間では 0、物空間では無限大になります。

焦点面を除く主要平面は互いに共役関係にあります。つまり、像空間の主平面は物空間の主平面と共役です。物空間と像空間の両方でレンズの屈折率が同じであれば、節平面は主平面と一致します。

OpticStudio では、像面から像空間のさまざまな平面までの距離および最初の面から物空間のさまざまな平面までの距離を指定します。