ゼルニケ面

ゼルニケ面は、次のサグ式で定義されます。
c は面の曲率、k はコーニック定数、α 項は非球面係数、N は級数におけるゼルニケ係数の数、Ai は i 番目のゼルニケ標準多項式の係数、r は動径座標 (レンズ ユニット)、ρ は (必要に応じてディセンタした) 正規化動径座標、ϕ は (必要に応じてディセンタした) 角度座標を表します。ゼルニケ標準多項式は、「ゼルニケ標準係数」の表で定義されています。この面では、最小半径アパチャーと最大半径アパチャーの指定が両方ともサポートされているため、環状面を定義できます。
ゼルニケ面の定義には、次のパラメータを使用します。
パラメータ番号 | 説明 | フェイス名 | フェイス番号 |
1 | 曲率半径。この値がゼロの場合、曲率はゼロであると想定されます。 | 全てのフェイス | 0 |
2 | コーニック定数 k。 | 全てのフェイス | 0 |
3 | レンズ ユニットでの最大半径アパチャー。最小半径アパチャーが負の値ではない限り、このアパチャーは、ゼルニケ多項式展開で使用される半径座標の正規化にも使用されます。以下を参照してください。 | 全てのフェイス | 0 |
4 | レンズ ユニットでの最小半径アパチャー。この値はゼロに設定できます。これが負の値の場合、最小半径アパチャーはゼロに設定され、このパラメータの絶対値が正規化半径として使用されます。この機能では、最大半径アパチャーとは別に正規化半径を使用できます。 | 全てのフェイス | 0 |
5 ~ 6 | 基本非球面に対するゼルニケ項のディセンタ (レンズ ユニット)。 | 全てのフェイス | 0 |
7 ~ 14 | 偶数次放射非球面係数 α。 | 全てのフェイス | 0 |
15 | ゼルニケ多項式の係数 1 ~ 231 にそれぞれ対応 (レンズ ユニット)。係数項はファイル Zernike Standard Coefficients で与えられます。 | 全てのフェイス | 0 |
16 ~ 246 | ゼルニケ係数。 | 全てのフェイス | 0 |
フェイス番号 : 全てのフェイスはフェイス 0 になります。このオブジェクトでは、ユーザー定義アパチャーがサポートされます。「ユーザー定義アパチャー」を参照してください。
次へ :