[YNI コントリビューション] (YNI Contributions)


この機能では、面ごとの近軸 YNI 値が一覧表示されます。この値は、その面の水仙状欠点のコントリビューションに比例します。

[波長] (Wavelength) 計算に使用する波長の番号です。
説明 シーケンシャル モードでは、YNI コントリビューション解析と YNIP オペランドから面の水仙状欠点の一次近似が得られます。
各面の YNI コントリビューションは、Surf で定義された面での近軸マージナル光線の入射角に、その高さと媒質の屈折率を乗算した値です。光線の波長は Wave で定義します。この数量は、指定した面での水仙状欠点のコントリビューションに関連します。
次の式は、光学系の単一面で軸上の像に見られる戻り光線の比率 (cold return) を示しています。水仙状欠点の強度は、すべての屈折面での cold return の合計に比例します。したがって、水仙状欠点の強度を低くするには YNI を可能な限り大きくする必要があります。
詳細な説明は、『Narcissus: reflections on retroreflections in thermal imaging systems』 (Applied Optics, Vol.21, No.18, p3393 (1982)) を参照してください。
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