[光源 (ラジアル)] (Source Radial)
[光源 (ラジアル)] (Source Radial) は、半球状に光線を発する平らな形状や、矩形、楕円の形状です。この半球における光線の分布は、ローカル座標の Z 軸に対して対称で、角度データに対する任意の強度の 3 次スプライン フィッティングで定義されます。点の数は、5 ~ 181 の任意の整数値を指定できます。角度範囲は、指定した点の数で均等に分けられます。各点のデータは、光源の遠視野で測定された、その点に対応する角度の相対強度になります。提供されたデータは、3 次スプラインにフィッティングされます。スプライン フィッティングから生成された光線は、光源の遠視野における正しい分布に従います。
ただし、強度の変動が激しい領域では、この領域の変動を表すための十分な入力データ点がないと、スプライン フィッティングで光源をうまく表現できなくなります。その一般的な例として、光源の角度境界付近の光源強度があります(つまり、[最小角] (Minimum Angle) と [最大角] (Maximum Angle) の各位置での光源強度)。これらいずれかの境界における相対強度が、光源の最大強度に対して大きな比率を占めている場合、境界のすぐ外側の強度はゼロになるので、境界を挟んで光源強度が著しく不連続になります。その結果、スプライン フィッティングでは、このような光源強度を十分に表現できなくなります。
パラメータは次のとおりです。
パラメータ番号 | 定義 |
1 ~ 5 | 「すべての光源オブジェクトで共通するパラメータ」を参照してください。 |
6 | [X 半幅] (X Half Width) : レンズ ユニットでの X 方向半幅。ゼロより小さい場合、発光領域は楕円形になります。 |
7 | [Y 半幅] (Y Half Width) : Y 半幅 (レンズ ユニット)。ゼロより小さい場合、発光領域は楕円形になります。 |
8 | 度数での最小角。0.0 ~ 89.9 の値である必要があります。 |
9 | 度数での最大角。最小角 + 0.1 ~ 90.0 の値である必要があります。 |
10 | 点の数は、5 ~ 181 の値である必要があります。 |
11+ | 法線からの各角度における相対強度データ。 |
LightningTrace での使用
光源の角度分布は、入力データ (パラメータ 8、9、10、11+) から取得されます。光源のサイズと空間分布は無視されるため、X 半幅と Y 半幅 (パラメータ 6、7) は、LightningTrace の結果に何の影響も及ぼしません。
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