フレネルレンズ

サンプルファイル「Fresnel Zone Plate Lens」は、同心円状のリングで構成したアパチャーの合焦機能を示しています。1 つおきのフレネルゾーンから来る光を遮断するようにリングの間隔を選択することで、

すべてのゾーンで回折した光により、200.0 mm の距離で強め合う干渉が発生します。この強め合う干渉では、軸上に明るい合焦スポットが形成されますが、この効果は光線追跡では予測できません。このファイルは、フレネルゾーンプレートと焦点の間にある複数の平面におけるビーム強度も示しています。ゾーンプレートのエッジでの干渉によって同心円の波状の像が見えます。

OpticStudio には、複数ゾーンからなる円形アパチャーは存在しないため、それぞれの面に 1 つずつ環状遮蔽物を配置することによってゾーンプレートを作成しています。これらはすべて、同じ平面上にあります。すべてのアパチャー面で計算を高速化するために、[次の面への伝搬に光線を使用する] (Use Rays To Propagate To Next Surface) オプションが用意されています。