エクスプレス ビュー

エクスプレス ビューに用意されているオプションは、主要なエディタのすべてで使用できます。このエディタとして、レンズ データ エディタ、ノンシーケンシャル コンポーネント エディタ、視野データ エディタ、マルチコンフィグレーション エディタ、メリット ファンクション エディタ、公差解析データ エディタがあります。エディタ ツールバーの [エクスプレス ビューの切り替え] (Toggle Express View) ボタンでエクスプレス ビューを開始できます。[OpticStudio 環境設定] (OpticStudio Preferences) → [エディタ] (Editors) → [デフォルトのエディタ表示方法] (Default Editor View) で、グローバルなデフォルト環境を設定することもできます。

標準エディタ表示ではすべてのエディタ機能を使用できますが、エクスプレス ビューでは最大限の実行速度を得るうえで不可欠な機能のみを使用できます。それ以外の機能は、使用できなくすることで実行速度の大幅な向上を実現できるものです。したがって、この設定は変更できません。

一般的に、エクスプレス ビューで使用できなくなっている機能は、エディタの「動的な」動作に関連するものです。このように使用できなくなっている機能、またはエクスプレス ビューでは動作が異なる機能として、次のものがあります。

  • 各種プロパティのダイアログはモーダルになっています。つまり、これらのダイアログは OpticStudio ウィンドウの最前面に表示され、他のインターフェイスを使用するには、これらのダイアログを閉じる必要があります。
  • レイアウト プロットと 3D ビューアのいずれでも、面とオブジェクトは動的なハイライト表示ができません。
  • インテリジェントな列表示機能は無効です。つまり、LDE のパラメータ列などの列はすべて必ず表示された状態になっています。列も行も非表示にすることはできません。
  • 列の順番を入れ換えることはできません。ツールバーの [列順をリセット] (Reset Column Order) ボタンは無効です。
  • 列幅の自動調整機能は使用できません。ツールバーの [列幅をリセット] (Reset Column Width) ボタンと [列幅の自動化] (Automatic Width) ボタンは無効です。
  • 文字列の自動予測入力機能は無効です。たとえば、メリット ファンクション エディタでオペランド名を自動予測入力することはできません。
  • エクスプレス ビューではブックマークを編集できません。ただし、ブックマークが設定された任意の行にジャンプする移動ツールはエクスプレス ビューでも使用可能です。
  • DMFSのオペランド番号をエクスプレスビューで変更しても、最適化ウィザードでデフォルトの評価関数に対して指定されている [開始行] (Start At) は自動的には更新されません。[開始行] (Start At) の値は手動で指定する必要があります。

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