宣言コマンド

OpticStudio およびスクリプト内で使用する変数を保存します。

宣言コマンドは、ある数値をスクリプトの他の場所でも使用できるように定義するときに使用します。値の参照には宣言した値の名前を使用します。宣言には、パラメータと定数の 2 種類があります。パラメータと定数が異なる点は、パラメータが OpticStudio のユーザー インターフェイスに公開されることです。ノンシーケンシャル コンポーネント エディタを使用して、スクリプトに定義された値を別の値で上書きできます。

[パラメータ] (Parameter)

PARAMETER name, value

PARAMETER コマンドは、定数の名前 (name) と数値 (value) を定義します。その後、定義したパラメータによって任意の数値を置換できます。命名されたパラメータは、ユーザー定義可能なパラメータとして OpticStudio にも自動的に公開されます。OpticStudio でパラメータを変更または最適化すると、オブジェクト全体が新しい値で再構築され、OpticStudio で定義された値は、すべてスクリプト内の値よりも優先して使用されます。スクリプト内の値は、NSC オブジェクトにはじめてスクリプトがロードされたときに設定される「デフォルト」値としてのみ使用されます。以前に定義した宣言や計算の値を使用してパラメータを定義することはできません。直接、数値を指定する必要があります。パラメータ名は、NSC エディタに表示され、その値は他のあらゆるオブジェクトのあらゆるパラメータと同様に変更できます。

[定数] (Constant)

CONSTANT name, value

CONSTANT コマンドは、定数の名前 (name) と数値 (value) を定義します。その後、定義したパラメータを任意の数値の代わりに使用できます。

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