バイナリ 2A
バイナリ 2A オブジェクトは、前のフェイスと後ろのフェイスを偶数次多項式非球面として、さらに前のフェイスにバイナリ 2 面タイプと同様の回折性光学位相プロファイルを適用しています。偶数次非球面のサグ式は次のとおりです。
バイナリ 2A オブジェクトは、厚みによって分けられるこのような 2 つのフェイスから構成されます。
バイナリ 2A の位相プロファイルが前のフェイスに適用され、このプロファイルにより、以下の多項式展開に従って光線に位相が追加されます。
ここで N は、級数の多項式係数の数、Ai は正規化した放射開口座標ρの 2i 乗の項の係数です。係数 Ai は 1 波長を表します。
パラメータの定義は次のとおりです。
パラメータ番号 | 説明 | フェイス名 | フェイス番号 |
1 | 最大半径アパチャー。 | 該当なし | 該当なし |
2 | 中心部のレンズの厚み。 | サイド | 0 |
3 | 前面のクリア アパチャー | 前 | 1 |
4 | 後面のクリア アパチャー | 後ろ | 2 |
5 | 前のフェイスの曲率半径。 | 前 | 1 |
6 | 前のフェイスのコーニック定数 k。 | 前 | 1 |
7 ~ 18 | 前のフェイスの係数α1 ~α12。 | 前 | 1 |
19 | 後ろのフェイスの曲率半径。 | 後ろ | 2 |
20 | 後ろのフェイスのコーニック定数 k。 | 後ろ | 2 |
21 ~ 32 | 後ろのフェイスの係数α1 ~α12。 | 後ろ | 2 |
33 | 回折次数 M。 | 前 | 1 |
34 | 正規化半径。x および y 座標は、この値に正規化されます。これにより、すべての係数がラジアン単位になります。 | 前 | 1 |
35 | バイナリ位相項の最大数。 | 前 | 1 |
36 ~ 235 | 多項式項の係数の値。 | 前 | 1 |
注 : 有効口径 1 または有効口径 2 (パラメータ 3 と 4) はゼロに等しく、半径アパチャーはそれぞれの面のクリア アパチャーを表します。有効口径 1 と有効口径 2 はゼロより大きく、半径アパチャーは、(たとえば、バイナリ 2 での) エッジ 1 とエッジ 2 に相当する挙動を行い、平坦面を作成し、レンズの前面エッジにおける半径アパチャー。前面の前面エッジにおける半径アパチャーを表します。
バイナリ 1 オブジェクトとバイナリ 2 オブジェクトも参照してください。回折オブジェクトの重要な情報については、「NSC オブジェクトでの回折」を参照してください。基準座標は、前のフェイスの中心です。
フェイス番号 : 前のフェイスはフェイス 1、後ろのフェイスはフェイス 2、それ以外のフェイスはフェイス 0 になります。
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