割り当て

一般的な割り当ての構文は次のとおりです。

variable = (expression)

(expression) は、明示的な値 (5 など)、事前に割り当てられた値を含む変数名、または関数、定数、および変数が含まれる複雑な数式で構成できます。すべての場合において、等号の右側の式が評価され、結果が左側に指定された変数に割り当てられます。

割り当ての最も簡単な形式は、式が次のように固定値の場合です。

x = 5

このコマンドには注目すべき重要な点がいくつかあります。まず、変数の宣言は必要ありません。つまり、変数と呼ばれる「x」は、これに 5 という値が割り当てられる前に存在する必要がないということです。「x」に既に値が割り当てられている場合には、割り当て直されます。次に、コマンドを終了するために特別な記号 (C での「;」など) は不要です。このため、ZPL コマンドは 1 行に 1 つのみとなります。

式での割り当て例を以下に示します。

x = SQRT(5)
y = SINE(x)
z = SQRT(x+5*(7-x))

関数 SQRT (平方根) および SINE (正弦) は ZPL に組み込まれています。このような関数が数多くあり、それらすべては「数値関数」で定義されています。ZPL では大文字と小文字が区別されません。SQRT() と sqrt() は同じ関数です。このドキュメントでは、関数とキーワードには大文字、その他すべてには小文字を使用する規則が適用されます。

「文字列変数」で説明しているとおり、文字列の割り当ても使用できます。

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