アレイの変数

アレイの変数は、倍精度値または整数値の 1 次元アレイまたは多次元アレイです。(スカラーの) 数値変数と異なり、アレイの変数は使用前に宣言する必要があります。宣言の構文は次のとおりです。

DECLARE name, type, num_dimensions, dimension1 [, dimension 2 [, dimension 3 [, dimension 4] etc...]]

name は、前のセクションで説明した適正な変数名にします。type は DOUBLE または INTEGER にする必要があります。この値は、アレイの変数のタイプを示します。整数値 num_dimensions は、アレイの次元数 (サイズではない) を定義し、1 ~ 4 の値にする必要があります。整数 dimension1、dimension2 などは、その次元でのアレイのサイズを定義します。アレイの変数はインデックス 1 から始まるため、サイズ 10 のアレイには 1 ~ 10 の有効なインデックスが存在します。

アレイの変数は、マクロ内の任意の場所で定義でき、マクロの先頭で定義する必要はありません。アレイの変数に関連付けられたメモリを解放するには、RELEASE キーワードを使用します。構文は次のとおりです。

RELEASE name

RELEASE キーワードはオプションです。これは、宣言されている変数に関連付けられているメモリは、マクロの終了時に自動的に解放されるためです。ただし、大きなアレイがマクロ実行の一部分でのみ必要な場合には、メモリを節約するため、RELEASE キーワードが役立ちます。

アレイの変数には、次の構文を使用して値が割り当てられます。

name ( index1, index2, ...) = value

アレイに格納されている値は、同じ基本的な構文を使用して取得できます。

value = name ( index1, index2, ...)

次のサンプル コードでは、2 次元アレイの変数を定義し、各要素に値を割り当て、その値を出力してから、アレイのメモリを解放します。

DECLARE Z, DOUBLE, 2, 5, 5
FOR i, 1, 5, 1
FOR j, 1, 5, 1
Z(i, j) = i + j
NEXT j
NEXT i

k = 0
FORMAT 8.0
FOR i, 1, 5, 1
FOR j, 1, 5, 1
PRINT k, i, j, Z(i,j)
k = k + 1
NEXT j
NEXT i
 
RELEASE Z

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