39.1. FMEDAの改良点

自己診断率ワークシートの新しいオプション

SysMLモデルは親子関係を持った構造にすることができます。しかしこれはフラットな構造のFMEDA/単一障害および潜在障害評価指標分析にとっては課題となります。例えば、BOMは階層的に回路が定義されているPCBモデルに含まれていたり、チップ設計にはサブ部品やサブ-サブ部品等、複数レベルの部品が含まれていることがあります。

このため、分析に使用するレベルを選択するための新しいオプションがFMEDA/自己診断率ワークシートに用意されました。また、より容易にモデル/ワークシート連携が行えるようにするためにポートやTransient故障を単一障害および潜在障害評価指標からフィルタリングするオプションが追加されました。

Transient故障のための個別SPF/LF

Permanent故障モードとTransient故障モードを分けて分析する場合のサポートが改善され、安全機構で各種故障タイプごとの自己診断率値を区別できるようになりました。

SMカバー率分析

FMEDA/単一障害および潜在障害評価指標分析では、設計の自己診断に関する定量的な評価を行います。分析で安全機構を使用するにあたり、安全機構が他との関連でどれほど重要かという詳細な評価がしばしば関心の的になります。バージョン19.2からは「カバー率分析」という新しい表が追加されました。この表には、分析内で適用されている安全機構がリストアップされ、故障モードの数やカバーされている故障率といった統計情報が表示されます。