32.1. IEC61508のための産業プロファイル

IEC 61508 安全ドメイン

リリース 2019 R3 では、IEC61508に基づく産業用途向けの新しい安全ドメインプロファイルが追加されました。プロジェクトの作成時にこの新しいプロジェクトタイプを選択する事ができます。PHAから要件およびシステム設計に至るまでの一貫したSILレベルの管理、安全側故障割合 (SFF) を付随したFME(D)A、および自己診断率 (DC) 計算機能が含まれます。これらの機能の詳細を下でご紹介します。

安全度水準 (SIL)

SysMLで安全度水準 (SIL) がサポートされており、IEC61508に基づくリスク軽減要求の定義を行う事ができます。ハザード分析のリスクグラフをカスタマイズするにあたり、これによってISO13849、ISO25119、IEC62061、EN5012xといった様々な産業規格に基づいてリスクレベル、パフォーマンスレベル、およびインテグリティ要求を一貫して管理できるようになります。

FMEDA

IEC61508のプロジェクトでは、システムの安全側故障割合 (SFF)および自己診断率 (DC) を計算する専用のFMEDAワークシートが用意されています。加えて、自動車だけではなくIEC61508も要求されているプロジェクト等をサポートするために、ISO 26262 SPF/LF 分析ワークシートでもSFFおよびDCが計算できるようになりました。